讃美歌389番

敵を愛せよ

 

1

敵(あだ)を愛せよとの み言葉に従いて、

愛と平和との道を たえず進みゆけ。

世の人の汝(なれ)を憎み 苦しむる時だにも、

愛の主の如くに ひたすら愛せよ。

 

2

み恵み深き主は 汝(なが)方(かた)にましまして、

憂(う)きと悩みの中にも 力をたまえば、

いと苦き酒杯(さかずき)をも 残りなく飲み干して、

愛の主の如くに おわりまで忍(しの)べ。

 

3

ひたすら愛すれば、敵(あだ)もなお友となる

げにも奇しき御恵みを 日に日にあじわい、

亡びゆく四方(よも)の民に み言葉を伝えつつ、

愛の主の如くに よき業(わざ)をはげめ。